金型・部品加工業 専門コンサルティング

金型や部品の加工を営む製造業様を対象とする経営コンサルタント事務所です。金型・部品加工業 専門の中小企業診断士です。愛知県は三河(刈谷・知立・安城・岡崎・豊田など)や尾張(知多・大府・東海・名古屋など)の地区で、マシニングやワイヤーカットなどのNC加工、CAD、CAMをお使いの企業さまを支援いたします。お気軽にご連絡ください。




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WEBで試せる簡単なコンサルティングです。

コンサル事例です。お気軽に読んでみてください。

【金型や機械加工メーカーの生産管理】一品料理品の生産の稼働率を上げるには?①

金型メーカーや機械加工業の原価管理。現場担当者に精度の高い日報を書いてもらえる方法

金型メーカーや機械加工業が扱う一品料理品の生産の稼働率を上げる方法

 

こんにちは、金型・部品加工業 専門コンサルティング、

代表コンサルタントの村上英樹です。

 

今回のWEBコンサルは、2回にわたり、金型メーカーや機械加工メーカーにとっての

永遠のテーマ、一品料理品の生産管理をする方法をお伝えします。

 

それでは、どうぞ。

 

金型メーカーや機械加工業の皆様にとって、一品料理品の生産管理のポイントは、

ズバリ 「工数の見積もり精度を高める」ことです。

 

なぜなら、飛び込みの仕事などにより日々変化する生産計画に対し、対応できるのは

「前倒し生産」ぐらいしか対応策はなく、これを最も効率的に、かつ稼働率を高められる

効果を出せるのは、「工数の見積もり精度を高める」ことが最適だからです。

 

「いや、もう目いっぱい仕事やってるよ。残業もやってるし、土曜日だって仕事してるし」

 

わかります。金型メーカーや機械加工メーカーで23年仕事をしてきた私も

まったく同じ境遇でした。 とてもよく理解できます。

 

そのような中、製造業で働く皆さんは、割とパチンコが好きな方が多く、私と一緒に

仕事をしていた方々もその例外ではなく、やはり多少の残業はしたとしても、毎日

仕事の終わった後にはパチンコに行く時間は確保したいというのが絶対原則でした。

 

しかし受注した仕事の納期は守らなければならない、私はそのような状況の中、

生産計画や進捗管理を担当する立場でした。

 

そこで考え出したのが、次のような管理方法です。

 

まず生産計画は、2週間くらい先まで考えます。ポイントは、月曜日から土曜日まで、

毎日1時間きざみの単位で、一品一品の計画をカレンダーに割り当てていきます。

 

そこで必要になるのが、その一品一品の工数です。 これがポイントになります。

 

もし、とある部品の加工時間を「1日」と見積もったら、例えば、とある日、ある機械の

生産計画は、その部品だけで終わってしまうことでしょう。 これが良くないです。

 

もし「1日」や「8時間」ではなく、「7.5時間」と見積もったならば、計画をたてる人は、

その7.5時間の仕事のあとに、もう一つ、2時間ないしは1.5時間くらいの仕事を

入れることができます。 これがポイントです!

 

これを1日とか8時間と見積もってしまうと、「その日はその部品だけでいいや」と

次の仕事を入れることがなくなってしまいます。

 

皆さんお気づきだと思いますが、人間3時間で終わる仕事も4時間あると、

4時間かけてしまいます。

 

「その日はその仕事だけでいい」と言われると、残業をいとわない人は、残業してでも

その仕事だけで終わろうとしてしまいます。

 

さらには8時間でできるものを9時間、10時間かけて作ってしまうかもしれません。

しかし、これは悪いことではありません。管理上の問題なのです。

 

このように、一品料理品の生産管理のポイントは、「精度の高い見積もり」をすることなのです。

 

ベテラン課長や工場長が見積もることが多いと思いますが、これを何とか「1日」や「8時間」

ではなく、「7.5時間」や「6時間」など、後に仕事を入れられる工数の見積もりをしてください。

 

日をまたぐ場合も同様です。2日とか3日ではなく、「2日目は15時で終わる」とか「1日半」

と見積もれば、その後に仕事を入れることができます。

 

これによって前倒し生産が可能になります。例えば、7.5時間の仕事の後に、まだ先の納期の

仕事を計画に入れるのです。

 

そうすると私の経験上、7.5時間で見積もった仕事は、6時間や6.5時間などの時間で早く

終わられてくれます。

 

なぜなら、その後に次の仕事が控えているので、早く終わらせ早く帰るため、パチンコ

行くため、早く片付けてくれるのです。

 

これが、一品料理品で生産性を高めるおそらく唯一の方法です。

 

前倒し生産のもっと具体的なやり方は次回また詳しくお話しいたします。

 

そちらも楽しみにしてください。

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング

代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

 

【金型や機械加工メーカーの生産管理】一品料理品の生産の稼働率を上げるには?②

金型メーカーや機械加工業の原価管理。現場担当者に精度の高い日報を書いてもらえる方法

 

こんにちは、金型・部品加工業 専門コンサルティング、

代表コンサルタントの村上英樹です。

 

今回のWEBコンサルも前回に引き続き、一品料理品の生産管理

行う方法をお伝えします。

 

それでは、どうぞ。

 

一品料理品で前倒し生産を行う際のポイントは、「納期で管理をしない」ことです。

 

その理由は、生産する順番を「納期優先」にすると、もっとも稼働率を上げられる

生産計画ができなくなってしまうためです。

 

例えば、よく掲示板の日付カレンダーに図面を差し込む生産管理をしている会社様は、

図面を早めにもらっていても、納期がまだ先であれば、着手するのがよく後回しに

なっていませんか。

 

この場合、その納期直前に着手しようと思った頃には、すでに別の引き合いがドサッと

入ってきて、受注できない、納期が遅れる、といった問題が発生していると思います。

 

では、この納期がまだ先の仕事、いつやるのがよいのでしょうか。

 

これはやみくもに早くやれば良いわけではありません。前回、ご紹介した

「精度の高い工数見積もり」によって作った隙間時間にぴったり当てはめるのです。

 

例えば、ある部品を7.5時間で加工すると見積ったとします。これを朝から着手する計画を

立てた場合は、その後に、どんなに先の納期の物であっても、1.5時間や2時間と見積もった

仕事があったならば、そこにそれを加工する計画を入れてください。

 

1個3.5時間と見積もった部品が3個あったら、それは1日の中に入れてしまい、

厳しめの計画でいくならば、その後に1時間くらいの仕事を入れてしまうのもアリかもしれません。

 

私の経験上、3.5時間で見積もった仕事は、3時間など、もっと早く終わります。やはり後に

次の仕事が控えているからです。

 

やはりトラブルはあります。そんなときは残業で対処します。その日だけはパチンコ

我慢していただきましょう。

 

「じゃ、時間の読めない仕事はどうするんだ?」

 

これは、私も経験があります。初めてやる仕事、薄肉の切削加工で送り速度を上げられない、

段取り回数が多い、といったような正確な見積もり時間を算定できない場合もあります。

 

こんな時は、「引き算」で見積もりをします。

 

例えば、私の経験上、5軸でしか加工できない切削部品が過去何度もありました。これを

初めて加工する場合、正確に工数見積もりをするのは困難です。

 

この時、私は自問自答しました。

 

「これはまる3日かかるのか?」・・・いや、どう考えてもそこまではかからないな。

 

「では、2日半か?2日やっても次の日の午前中くらいまでかかってしまうのか?」

・・・うーん、やっぱりそこまではかからない。

 

「では、丸2日か?」・・・いや、1日とあと半日では辛いと思うが、丸2日まではかからない

と思う。初日は朝から着手し、その日、2、3時間残業して、翌日午後15時くらいまでなら

終わっているはず。 夜間自動もかけられる箇所もあるし。

 

このように、時間が読めない仕事は、「引き算」で大まかな工数見積もりを行い、

計画に当てはめます。

 

この時、無理に厳しく時間を詰める必要はありません。時間が読めなければ、いくらなんでも

ここまでなら終わるという時間で見積もれば良いのです。そのうえで日々の生産計画に

入れ込んでください。

 

もし早くできてしまえばラッキーです。空いた時間ができれば、そこにまた前倒し生産を行うだけです。

 

もっとも良くないのは、時間が読めないからと言って、計画を立てること自体を、工数見積もりを

することをやらなくなることです。

 

ある程度、安全をみた計画を立ててみて、もし納期遅延になりそうな部品がありましたら、

交渉をするなど早めに手を打つことです。これも計画を立てる、前倒し生産を行うことで、

見えてくることです。

 

このように、①精度の高い工数見積もりをする、②その工数で計画を立てる、③どんなに先の納期の

ものであっても隙間の時間に前倒し生産を行う、④受注を平準化する・受注を増やす、

これらの手順によって、売上と利益を増やすことができます。

 

もし御社が、一品料理品の生産を行う会社様でしたら、ぜひとも取り組んでみてください。

 

私はこの方法で稼働率を上げることができ、今もコンサルの手法として活用しています。

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング

代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

 

【原価管理の方法・やり方①】金型メーカー・機械加工業のコストダウンへのアプローチ

 

皆さん、こんにちは。

金型・部品加工業専門コンサルティングの代表コンサルタントの村上です。

 

今日は、今年に入って問い合わせが急に多くなった、

製造現場の原価計算の方法と、それを元にした、

コストダウンへのアプローチ方法をご紹介します。

 

題して・・・

金型メーカー・機械加工業の原価計算 コストダウンへの2つのアプローチ

それでは、始めていきますね。

 

まず、社長さまや営業担当の方が見積もり値段を決める際、

金型や製品の値段を決めるもの、それは・・・

売るときに値段を決めるもの

ですよね。

このうち、調達部門ではなく、製造現場が着眼すべきが、「加工賃」です。

会社によっては、「加工高」とも呼ばれます。

「②加工賃」の内訳

ところで、この計算の中にある

「賃率原価」とは何か

このように、企業や部門によって、生産高を決めるのが、人か機械かによって

計算方法は3つに分かれますが、

売る場合の時間単価ではなく、

損益分岐となる「原価」としての時間あたりのコストであるという点は変わりません。

稼働率の意味①

では、この中にある「稼働率」について、少し解説します。

稼働率の意味②

つまり、ここでお伝えしたいのは、時間あたりの売価と原価は異なる、という点です。

よく現場では、「チャージ」とか「アワーレート」といった言葉を使いますが、

混同しないように気を付けたいものです。

 

間違えやすい例として、よく現場で聞くのが、

「売値は、チャージ×時間」だから

「早く作ると、安く売る羽目になり、儲からないよね」といった意見です。

 

これは、売価と原価を混同しています。

 

早く作って稼働率が上がり、安くなっていくのは、原価の方です。

もし売価が変わらないなら、その差の分だけ「利益」が増え、儲かります。

 

上の図でいうところの「賃率原価」のことです。

 

さて、今日はこれまで。

次回は、この計算を元にした、管理方法とコストダウンへのアプローチ方法を紹介します。

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング

代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

 

 

【原価管理の方法・やり方②】金型メーカー・機械加工業のコストダウンへのアプローチ

 

皆さん、こんにちは。

前回から引き続き、原価計算のやり方とそれを活用したコストダウンへのアプローチ方法の解説です。

 

前回の

【原価管理の方法・やり方①】金型メーカー・機械加工業のコストダウンへのアプローチ

では、まず売価と原価は異なる性質を持つという点までを解説しました。

 

今回は、その考えに基づき、具体的にどのようにコスト削減を進めていくのかを見ていきます。

コストダウンへの2つのアプローチ

 

と、いった2つの方法があります。とは、言いましても、①よりも②の方が望ましいのは、おわかりかと思います。

 

しかしやはり、売価と原価の違いを知るには、①の意味もしっかり把握しておく必要があります。

それでは、まず①から

利益を削る。

と、いったように、原価削減に取り組まないまま、売値を下げるということは、欲しい利益を目減りさせることになります。

 

ですので、やっぱり取り組むなら、

原価を下げて、利益を維持する

ですよね。

 

それでは、具体的なコスト削減へのアプローチ方法ですが、まずその一つ目。

加工賃のうち、賃率原価を改善により減らす

まず、会社や部門の事業形態として、人の稼働率が仕事のはけ具合を決めるのか、機械の稼働率が仕事のはけ具合を決めるのか、いずれかで上記のA)かB)かが決まります。

御社はどちらでしょうか。

加工賃のうち、賃率原価を改善により減らす②

 

ただし、

加工賃のうち、賃率原価を改善により減らす③

と、いうわけで、

もう一つのアプローチ方法を見ていきます。

加工賃のうち、工数を減らして、売値を下げる①

前述したように、会社や部門の事業内容によって、ア)とイ)、どちらか分かれます。

そして、どちらも同じことですが、「工数」、つまり作業時間・加工時間を改善により削減することで、売値の一部である「加工賃」を減らすことができます。

 

加工賃のうち、工数を減らして、売値を下げる②

 

そうなんです。

工数削減は、加工物全体や、一日の作業の中といった、大まかな単位で進めようとしても、なかなか実現しません。

 

工程ごとにターゲットコスト、つまり生産管理用語である「「標準時間」を工程ごと、部品ごと、できるだけ明確に分け、目標管理をするべきです。

というわけで・・・

(まとめ)ターゲットコストを設定してから改善する

 

2回にわたり、解説してきました。

原価計算とコスト削減のアプローチ方法、ご理解いただけましたでしょうか。

 

これに目標管理を加えたものは、私は、実際に自分が中小企業診断士でありながら、金型メーカーで金型製造や機械加工をやっていた時に生産管理として取り組んでいたものです。

 

もしよろしければ、取り組んでみてください。

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング

代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

【金型メーカーや機械加工業の原価管理】現場担当者に精度の高い日報を書かせるには

金型メーカーや機械加工業の原価管理。現場担当者に精度の高い日報を書いてもらえる方法

 

こんにちは、金型・部品加工業 専門コンサルティング、

代表コンサルタントの村上英樹です。

 

今年に入って、私の事務所に相談が多いのが、原価集計採算性評価についてです。

そのなかでも、原価集計の基盤となる、現場担当者の日々の日報をどのように正確に書いて貰うのか、この点について、よく相談をお受けします。

 

そこで今回は、この「どうやって日報を正確に書いて貰うのか」について、書いてみたいと思います。

ズバリ、その方法は、2者からのチェックを行うことで解決します。

 

その2つのチェックとは、

  • 直接の上司からのチェック
  • 経営層からのチェック

の2つです。

 

それぞれ何をチェックするのかという話の前に、まず前提となる定義が必要です。

その定義とは何かと言いますと、各担当者にとって、日報に記載する業務内容とそのそれぞれの工数は、いわば「請求書」だと考えます。
各自が、「今日、私はこれだけ多くの作業をやりました、それを評価や給与に還元してください」とPRする、一種の請求書だと考えます。

 

では、好きなだけ多くの工数を、多少盛ってでも書いて良いのかというと、今度はそれが妥当なのかどうか、評価しなくてはいけません。

 

これは誰の仕事でしょうか。それが先ほど出ました、2つのチェックのうちの一つ、「直接の上司によるチェック」です。なぜ直接の上司が行うのか、その上の、課長さんや部長さんではいけないのか。

 

その理由は、その担当者が行う仕事の工数の見積りを正確にできるのが、他でもない、実務を理解できる直接の上司だからです。

 

ですから、その日報に記載された工数について、直接の上司さんが評価をするときは、ぜひ辛口で評価してあげましょう。

例えば、

「あれ?これ、ちょっと時間かかり過ぎてない?」とか、

「これ、次回からはもう少し短い時間で出来るかな?」

などの言葉をかけてあげたいところです。

 

さて、こうした評価が機能してくると、今度は、もし現場がフル稼働ではなかった場合、日報には、「その他」とか、「清掃」といった、正味作業以外の時間が出てくるはずです。

もちろん、毎日の日報確認の際に、タイムカード時間との照らし合わせチェックは必要です。

 

日報の合計時間とタイムカード時間は合っている、各作業の工数も厳密に適正評価されている、となると、完全なフル稼働でない限り、「その他」などの時間を書かざるを得なくなります。

 

さてこうなると、今度は経営層からのチェックの番です。

この「その他に書いてある時間は何をやっていたの?」と質問してあげましょう。

 

もし息抜きの時間が多い人の場合、答えに困ってしまうでしょう。

もしそうではなく、しっかり会社に貢献出来てる人は、例えば、現場改善だとか技術研究など、今後の生産性向上につながる取り組みをやっていることでしょう。

 

それこそ会社としては、そういった取り組みを評価してあげられるチャンスです。

 

ここまでをまとめると、

  1. まず作業日報は、現場担当者にとって、請求書のようなもの。なるべくたくさん仕事をしたと報告させます。
  2. 次に、直接の上司は、日報に書かれた作業の工数の妥当性を評価、必要に応じ是正をします。
  3. そして経営層は、日報に書いてある正味作業以外の「その他」項目の内訳を問いただし、不要に多くならないようにします。

 

こういったプロセスを踏むことで、効果的に精度の高い日報を、現場担当者に書かせることができ、効果的に作業原価集計ができます。

 

もしよろしければ、ぜひ参考にしてみてください。

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング

代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

 

 

【中小製造業のチームワーク】村上式・組織論(中小企業の人材に合わせる)

愛知県の中小企業診断士、経営コンサルタント

 

先日、チームワークに関するセミナーを聞いてきました。

 

講師は大手企業で人材育成を長年担当していた方です。

ズバリ、チームワークを良くする方法として紹介されていたのは次のとおりです。

 

  • 職場全員が組織の目標・目的を理解する
  • 責任感を持ち仕事にベストを尽くす
  • 他人を尊重する
  • 他のメンバーに協力する
  • お互いに好きになる
  • 相手を信頼する
  • 職場の情報共有を徹底する

 

私は直感的に思いました。

大手企業が推奨するチームワーク形成方法は、中小企業にはマッチしないと。

 

そう思う理由は、チーワークに必要なコトが何かは理解できますが、そもそも

どうやってそれを形成するかが皆さんわからず悩んでいる、その解決方法が

スコーンと抜けていたからです。

 

では、どうしたら良いのでしょうか。

 

過去に自分自身も悩んだこともあり、心理学やカウンセリングから

学んだコトから考えると、

チームワークにうまく参加できない方には、次のようなことがあると

考えています。

 

幼少期の育てられ方に問題があった

実は愛情は幼い時に十分に与えられる方が甘えない自立した大人に育ちます。

それが不足したまま大人になると甘え足りない大人になります。

 

腹を立ててしまう深層心理の問題がある

そもそも人間には闘志のある人ない人がいます。ない人は言いたいことの

半分も言えず我慢しており、それが蓄積し、いつまでも消えない炎になります。

親や嫁、モノが言いやすい上司など、反撃がないとわかっている相手のみに

爆発したり、突発的な退社で困らせようとします。

 

「いつかこうしたい」よりも「今を良くしたい」が優先になる

人間は大きく2種類に分かれ、①今を大切にしたい人、②長期目標の達成を

重視する人がいます。①のタイプが会社への定着が悪くなると考えられます。

 

ダメだと言われ続けた教育を受けてきた経緯がある

「どうしたら良いか」が判断できず、創造的な行動がとれない大人になります。

リミッティング・ビリーフとも言われます。「~であってはいけない」など、

あれはダメ、これはダメとばかり言われて育つと大人になってから、自分の

行動や感情に対し無意識で罪悪感を持つようになります。

「遊んでばかりはいけない」「勝手に行動してはいけない」は、コミュニケーションや

自由な発想でモノを考えることができなくなります。

 

このように、チームワークが苦手な方はこのような経緯があると考えています。

 

こういった方に対して、私自身の経験も踏まえた村上式、理想の付き合い方は

次のとおりです。

 

・ 突き放すと逆効果になる。ただし近すぎると嫌がるので注意する。

・ 彼ら(彼女ら)は、人と接することに余分にパワーを使っているため、

過剰に構うと嫌がる。

・ 甘えられるターゲットを見つけると猛烈な突き上げをすることがある。

これは自分への不変の愛を確認しているため。

・ とにかく聞くに徹する。ただし、受け入れる必要はない。

・ 感情で説き伏せてはいけない。社会勉強も兼ねて隙のないロジックで教える(こちらも学習する)。

・ 職場を「今の良し悪し」で判断することが多く、給与や待遇の良い他社と

「今の環境」を比較し、あっさり転職することもいとわない。

彼ら(彼女ら)は、長期的な目標を自分で形成できないため、今日は今日、明日は明日、

といった小さな目標を与え続けてモチベーションをコントロールする。

 

これが全てではなく、状況に合わせた対応は必要ですが、大まかには

このように考え、接することをオススメしています。

もしよろしければ参考にしてみてください。

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング

代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

 

【多能工化の進め方】多品種少量生産型の製造業の人材育成(金型メーカー等)

金型メーカーや機械加工業など製造業の多能工化の進め方(設計からデータ作成など)

 

こんにちは、金型・部品加工業 専門コンサルティング、

代表コンサルタントの村上英樹です。

 

今回のWEBコンサルは、多能工化の進め方についてです。

 

多能工化、・・・進めないといけないのはわかっちゃいるけど、なかなかうまく

進まないなぁ、という企業様は多くおみえなのではないでしょうか。

 

私自身、金型設計から機械加工、組み立て、トライ、外注手配や原価集計なども

やっておりましたので、私の実体験を元に、どうやれば進めやすいのかお伝えします。

 

結論から申しますと、指示書手配書が不要になるところから進めるのが

良いと思っています。

 

なぜなら、多能工化のメリットの一つが間接コストの削減だからです。

 

例えば、次のような進め方があります。

  • 打ち合わせたついでに自分でレイアウト図を作成する。
  • 順送レイアウトを作図したついでに金型設計まで行う。
  • 部品バラシ図を作図したついでに加工データまで作る。
  • 加工データを作ったついでに機械の操作までやる。
  • 機械加工をやったついでに手仕上げ加工までやる。
  • 機械加工のついでに型の組み立てまでやる。
  • 型組み立てをやったついでにトライまでやる。

 

多能工化には、この「ついでに」がポイントだと思っています。

 

ついでに」そのまま自分がやることで、相手に情報を伝える手間が省けます。

 

例えば、ちょっとしたカム機構の自作はよくやりましたが、カム本体やカムドライバー

の部品図、それぞれの寸法公差、焼き入れ部位の指示など、図面を書いていると

結構大変です。

 

自分の頭の中にある情報を、他人に伝えるとき、その必要な情報量は3倍以上になる

と思っています。

 

なぜなら、自分の中ではすでに処理されている「背景」と「目的」まで伝えないと

本当の意味で伝わらないからです。

逆にここを省くと、相手には機械的な指示をすることになります。

 

多くの人材育成のミスマッチは、この「背景・目的」が省略されることによって

起こっていると私は考えています。

 

例えば、ある部品に対し、

「ここにフレームハード(火炎焼き入れ)処理をしておいてね」と指示する場合、

単に上記の言葉だけで指示をするのか、

または次のように

「この部位はカムの摺動面であり、強い偏心荷重もかかりやすい、そもそも4ミリの

厚板を部分トリムするステージなので、熱処理をかけた後、平研でガタつきのない

クリアランスで仕上げておいてね。次もこういった部品があったら同じように考えて」と、

伝えることで、教えられた人はその知識を次に活かしていくことができます。

 

話しが少しそれましたが、

図面を書いた自分がそのままデータ作成、機械加工まで行えば、細かなところも

全部自分の頭に入っているので、他の人に指示するよりもスムーズに作業に入れる

と、こういうわけです。

 

このスタートダッシュこそが間接コスト削減の決め手の一つとも言えます。

 

特に金型は、継続して使う図面ならば履歴管理のため、手をかけて図面を描きますが、

通常一点モノが多いので、型が出来てしまえば、その図面を仕上げるのは

トライしながら並行してやるぐらいでも良い、というものが多かったです。

 

このように多能工化を進める時には、まず一つの作業が自分一人でできるように

なってから、その「ついでに」作業でき、なおかつ指示書、手配書が要らない作業から

意識して進めるとコストメリットが得られやすくなります。

 

逆の発想ですが、行程間手配ミス指示ミスが起こっている場合、書面の体裁が

いくら整っていても、伝わるべき情報が伝わっていない場合がありますので、ご注意ください。

 

よく現場の手配書を拝見させていただくと、「これって危なくないかな?」と思うことがあります。

ご注意くださいませ。

 

それでは、多能工化の進め方、もしよろしければ活用してみてください。

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング

代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

 

 

【製造業のホームページ構築】ものづくり企業のホームページはどう設計すればよいのか

金型メーカー、機械加工業など、製造業のホームページ戦略。

 

こんにちは、金型・部品加工業 専門コンサルティング、

代表コンサルタントの村上英樹です。

 

今回のWEBコンサルは、当事務所に相談の多い、製造業の皆様が

どのようにホームページの内容を考えたら良いかというテーマです。

 

それでは、どうぞ。

 

1.電話が掛かってくるホームページとは?

実際に当事務所のホームページのコンセプトを元に、お電話(引き合い)をいただける

構成要素を定義していきたいと思います。

 

私は、お電話をいただけるホームページには以下の5つが必要だと考えております。

 

①ターゲットの明確化

これは、メッセージに具体性を持たせるためです。人間誰しも例外なく自分が中心です。

まさに自分のことが言われているかのように感じてもらえる内容で記載することが重要です。

 

②顧客のベネフィット

ベネフィットとは、「便益」のことです。メッセージには、IメッセージとYOUメッセージが

ありますが、Iメッセージは「私は〇〇です」、YOUメッセージは、「あなたは〇〇になります」と

なります。

 

顧客が得られる便益YOUメッセージで記載すると、御社と取引するメリットを適切に

伝えることができます。なるべくIメッセージよりもYOUメッセージを多くします。

 

③差別性

他社にない特徴を記載することで、御社のホームページを見た見込み顧客は、

他に選択肢が無ければ、御社に電話を掛けていただく確率が高くなります。

 

④強み

ホームページに書かれていることを、なぜ私が実現できるのかという根拠

バックグラウンドを記載します。

 

できれば受け入れやすいようにストーリー性を持って書くと読んでもらいやすいと思います。

 

⑤共感

どんなに良い商品・製品でも、買う相手は選びたいものです。逆の場合もあります。

「すごく良いのはわかるけど、ここでは買いたくないなぁ」という商品もあります。

 

同じ目線、同じ悩み。それを解決してきた物語などを具体的な相手をイメージして記載します。

 

 

2.ホームページ設計の切り口とは?

これは、中小企業診断士が持っているマーケティング知識の「AIDMA」というものを使います。

 

AIDMAとは、消費者が購買に至るまでの心理状態を段階的に表した文字の頭文字を

並べたもので、具体的には次のようになっています。

 

Attention→注意

Interest→関心

Desire→欲求

Memory→記憶

Action→行動

 

私は、どの企業様からご相談をお受けしても、これに当てはめた順番で

アドバイスをさせていただいております。会社案内やチラシについても同様です。

 

A(まず注意を引く)

より具体的にターゲットを絞り、ホームページを見てもらう相手(見込み顧客)を

設定して、その相手に「おっ!何だ?」と、注意を引くような内容を考えます。

 

ターゲット以外をないがしろにするようで抵抗があるかもしれませんが、内容が良ければ、

「それだけ詳しければ」といったように、他の見込み顧客からもご連絡をいただけるかも

しれません。

 

I(関心をもってもらう)

いきなり本題に入らず、何か関心を持ってもらえるストーリー性のある話や

画像などを入れると良いと思います。

 

つまり、商品やサービスの話しにいきなり入らないということです。

私自身、そういったサイトは若干、面白みに欠けると思います。

 

D(もう少し見てみたいなぁ)

ここでようやく商品やサービスを入れていきます。

この段階で、御社のファンになりかけているのが理想だと思います。

 

M(ちょっと覚えておこう)

事業のPRだけでなく、見込み顧客が使える有益な情報も盛り込みます。

またそれが知りたくなった時に御社のホームページを訪れてもらえます。

 

A(「ちょっと電話してみるか」へ行動を誘発させます)

 

 

3.補足(意識しておきたいこと)

① 基本的に誰でも、初めてのところに電話するには抵抗があります。その抵抗を

下げることを考えてみてください。

 

② 自己プロフィールは、実際に身近な相手に聞いてみると良いです。写真は、

身近な人に「あなたならどっちに電話する?」と聞いてみるのも良いと思います。

 

ちなみに自社の強みがわからない場合は、買ってくれたお客さんに聞いてみるのが良い

と言いますよね。お客様が一番よく知っています。

 

③ 記載する文章は、SEO対策を意識してください。ネット検索の対策です。先にキーワードを

決めておくとホームページ内の文章も作りやすいです。

 

具体的な顧客をイメージし、その人は広いネット世界の中で、何というキーワード

あなたを見つけるでしょうか?

 

それがタイトルだけで完結しないなら文章で作り込んでください。

 

④ 専門性は相手目線で書いてください。自社が使う技術と、相手が使う技術は異なります。

例えば、金型メーカーが量産メーカーをターゲットにする場合、切削加工技術は自社側の技術です。

 

これを一生懸命書いても相手はメリットを感じません。

 

金型を長持ちさせる、プレス寸法、射出成形品寸法のバラツキを抑えるために

自社の金型はどんな工夫がされているか、などを一生懸命書きます(相手側のベネフィット)。

 

御社の事業でしたら、どうなりますでしょうか?

 

 

以上になります。

 

もしよろしければ、この手順でホームページを設計し、ぜひ引き合いをいただける

サイトを作り上げてください。

 

もしご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング
代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

 

 

【金属プレスメーカー(量産・号口)】経営診断チェックシート(支援者向け)

金型メーカーや機械加工業の原価管理。現場担当者に精度の高い日報を書いてもらえる方法

 

こんにちは、金型・部品加工業 専門コンサルティング、

代表コンサルタントの村上英樹です。

 

今回のWEBコンサルは、業績格差の激しい金属プレスメーカーに焦点をあて、

元・金型技術者の視点から、これまでの経営診断の視点とは少し違ったアプローチの

経営診断チェックシートをつくってみました。

 

それでは、どうぞ。

 

  1. 小ロットでも、単発ではなく順送で量産している。
  2. 型段取りにフォークリフトを使わない。
  3. 使用途中のコイル材の交換を苦にしない。
  4. カス上がりなど、金型のトラブルが少ない。
  5. 腕のいい金型屋さんを囲い込んでいる。
  6. 不良の社外流出が少ない。
  7. 新規顧客獲得のためのトップセールスを常にしている。
  8. 急な計画変更に柔軟に対応できる体制ができている。
  9. カラクリによる無人化の仕掛けをうまく多用できている。
  10. 複合材のインサート成形など、やっかいだが単価の良い仕事も持っている。

 

では、詳しく見ていきます。

 

1.小ロットでも、単発ではなく順送で量産している。

これにより、無人化で空いた作業者を別の単発工程などにあてることができ、

その分、多くの仕事を受注することやや内製化が可能になります。

 

逆によくない例としては、

例えば、「1ロット1000個程度なら迷わず単発プレス」といったような

固定的な考えになってしまっている状況です。

 

小ロットでも迷わず順送にできる会社が儲かっています。

ただし、そのためには、

  • 型交換の時間を最低でも30分以内にする。
  • コイル材を途中でも苦にせず交換し、しかも迅速に行う。

などの技術が必要です。

 

儲かっているプレスメーカーは、1台のプレス機に対し、

順送段取り替えを1日に5回以上行っています。

このために、小ロット製品でも無人化生産ができ、逆に手の掛かる

単発プレスに人を張りつかせることができます。

(後述しますが、そういった単発プレス仕事は比較的単価が良い場合が多いです)

 

この段取り替えの速さは、実際に作業したことのある私からしますと、

とても脅威的に感じます。しかし、儲かる企業はこれを実現しているのです。

 

逆に単発プレスは、例えば、4工程の場合、通常の短納期対応のため

1個流しをすると、4人が張り付くことになり、限りある作業者が多くとられ、

受注を増やしたくてもなかなかできなくなります。

 

そのため、売り上げが上がらなくなる、とこういうわけです。

 

2.型段取りにフォークリフトを使わない。

これは実際に私が経験あります。フォークリフトを使うと型交換が遅くなります。

理由は次のとおりです。

  • リフトの順番待ちが多発する。
  • フォークとボルスターとの高さ合わせなど、位置調整に時間がかかる。
  • 段取りできる作業者が限られてしまい、効率性が低下してしまう。

などによるものです。

 

逆にリフトを使わないメーカーは、専用のチェンジャーや台車を使っており、

クレーンやフォークリフトなど動作に時間がかかる、しかも順番待ちが起こる

共有設備を使いません。

 

3.使用途中のコイル材の交換を苦にしない。

これを苦にすることでさまざまな弊害が生まれます。例えば、次のとおりです。

  • コイル材を最後まで打ち切るため、余剰在庫が生まれ、現金化が遅れる、
    余計な残業が増える、在庫スペースが増え効率性が犠牲になる、
    などの弊害が生まれる。
  • 小ロット製品は、単発にしたくなり、順送による無人化をしなくなる。

などです。

 

逆に、苦にしない会社は、コイルチェンジャーにも投資をしていますし、

外段取り化のための工夫を凝らしています。

 

4.カス上がりなど、金型のトラブルが少ない。

金型のトラブルは、長時間の作業停止時間を生みます。

まず業績の厳しいプレスメーカー様の多くは、このトラブルが多いです。

 

しかし、仕方のない側面もあります。

昨今の単価引き下げにより、金型にかける費用が少なく、逆に金型メーカーの

立場だった私からしますと、「えー!順送でこの値段!?」というような引き合いが

多くなりました。

 

それでも、仕事が空いてしまうタイミングになると、泣く泣く受注する時もあり、

シビアなコストで製作する型は、安定性が犠牲になることもあるかもしれません。

 

そのような中でも、儲かるプレスメーカー様は、力のある保全部門がいることが

多いです。逆にトラブルの少ない金型に改修してしまう、修理が迅速、などの

強みを持っています。

 

5.腕のいい金型屋さんを囲い込んでいる。

これについても、「商売上手」な経営者様は抜け目がありません。

 

どこで知り合ってくるのか。紹介?呑み屋?いろいろなチャネルをお持ちの

経営者様は、コイル材などの材料にしろ、塗装業者にしろ、自分が不利にならない

ようなパートナーをちゃんと持っています。やはり「商売上手」です。

 

製造現場を拝見させていただくと、「これは上手い型屋さんを使ってるなぁ」と

関心させられることがあります。

 

逆に、

  • ステージ数が多くて長い順送型でしかも曲げ絞り深さが深いのにも
    かかわらず、ストリッパプレートが1枚構造になっており、そのストリッパ
    プレートが激しく傾斜しながら上下稼働している。
  • 厚板、ハイテン材の抜き工程があるのに、バッキングプレートが熱処理
    されていない。
  • メンテナンス中の金型を拝見すると、丸パンチや入れ子構造の抜き用
    パンチがコーキングによって調整されている。

と、いったような金型を使われてるのを拝見しますと、これは生産余力をつくる

どころか、日々常にトラブルシューティングに追われ、その対応に四苦八苦

していそうだなと想像してしまいます。

 

やはり、腕の良い金型メーカーをパートナーに持つことはとても重要です。

 

6.不良の社外流出が少ない。

私も経験ありますが、これによるもっとも大きな弊害は、

  • 作業が停滞し、時間ロスが生まれ、受注量・外注費用に悪影響が出る。
  • エース級の作業者や型段取りできる工場長クラスが顧客に走り、
    残された作業者の効率性が極端に落ちる。

などです。

 

やはり儲かっている会社は、工程品質が確立されている、そもそも金型トラブルが少ない、

検査部門のモラールが高い、などの管理面、メンタル面、技術面がしっかりしています。

 

7.新規顧客獲得のためのトップセールスを常に行っている。

やはり、これは重要です。

儲かる会社のトップである社長は、外に出て、単価の良い仕事に出会うチャンスを探っています。

 

「どこでその仕事を掴んだんですか?」という質問に、「たまたまだけどさぁ・・・」と語り出す

経営者様は少なくありません。

 

8.急な計画変更に柔軟に対応できる体制ができている。

突発仕事や急なぶっこみは、どの中小企業でも例外なく存在します。

しかし、儲かる会社はグチをこぼしながらも、それを受け止め、さばける体制をつくっています。

 

逆に業績が厳しい会社は、恨み節だけで先に進んでいないケースをよくお見受けします。

 

「あの会社は儲かってそうだなぁ」に見える会社も、例外なく飛び込み仕事はあると思います。

要は、これを受け止め、どう対処するかです。

 

9・カラクリによる無人化の仕掛けをうまく多用できている。

これも「商売上手」かどうかです。

「商売上手」な経営者様は、自分でつくってしまうか、これも呑み屋で知り合うのか、

紹介してもらうのでしょうか、サッとつくってくれる業者を持っています。

 

からくり仕掛けによる無人化ができれば、その空いた人員を別の単発工程に

まわすことができ、受注量を増やすことができます。

 

10.複合材のインサート成形など、やっかいだが単価の良い仕事も持っている。

これは会社の姿勢によります。

平均的にプレスメーカーに限らず、切削加工などにおいても、やっかいな製品は

単価が良い傾向にあります。

 

理由はシンプルです。そういった仕事は、やっかいな分だけ、競合相手が減るためです。

 

例えば、支給されたプラスチック部品を鉄材料でプレスによって挟み込むなど、

単発プレスで人が張り付き、効率性・品質管理で難易度の高い仕事に手を挙げる

会社は少ないと思います。

 

しかし、そういった仕事こそライバルが減って、価格競争になりにくい仕事と言えます。

 

 

以上、ちょっと変わった視点での金属プレスメーカーの経営診断チェックシートでした。

 

私が一番言いたいのは、経営診断や経営改善計画を作成する際に、元々不効率な

生産をしているプレスメーカー様に対し、例えば、ABC分析による粗利益の把握、

それによる価格交渉や撤退戦略をするコンサル手法は、私自身が以前勤めていた

会社で味わっていますが、処方箋になりませんでした

 

もし業績の厳しい会社様があって、

そもそも儲かる会社が当たり前のようにやっていることをやっていないので

あれば、それはどこを切っても、業績改善は難しいと思います。

 

カンフル剤となる短期的な方法もないわけではないので、もし気になる方は

お気軽にご連絡をくださいませ。

 

プレスメーカー様のための経営診断チェックシート、もしよろしければ

使ってみてください。

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング
代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

 

 

 

【製造業のトラブル減少対策】現場の不良を減らすには(新人教育も含め)

 

こんにちは、金型・部品加工業 専門コンサルティングの

代表コンサルタントの村上です。

 

先日、専門家派遣の仕事で、とある製造業様を経営診断させて

いただきましたが、無事に終了しました。

 

とても意欲的な経営者様で、診断している私も気持ちよくお仕事ができました。

 

その中で、一番キモになった診断ポイントは、不良発生による現場の

トラブル発生と、それによる納期遅延余剰在庫ロス発生の問題でした。

 

この点について、話しをお聞きすると、大抵どちらの会社様も

思いあたる問題が、作業中にチェックシートを使っていないことです。

 

これについては、私はどんなベテランさんであっても必要だと思っております。

 

私自身、20年以上経験のある作業でも、簡単セルフチェックシート・メモは使っていました。

 

例えば、マシニングの自動加工のセット作業においても、次のような

多岐に渡る作業があると思います。

  1.  ワークの基準だし(XY基準)
  2. 芯出しバーの半径分ずらし
  3. 工具のパワーチャックの締め忘れ
  4. 工具長補正
  5. 工具径補正
  6. 工具そのものの直径確認(必要によって10ミクロン単位をマイクロで)
  7. NCプログラムの内容
  8. クーラントの有無や種類
  9. ワークのZ基準
  10. チップ工具のチップの摩耗、チップのコーティング材種の種類、ノーズR、締め忘れ
  11. ソリッド工具の種類と摩耗
    などと挙げればキリがありませんが、この後もまだありますよね。

また、プレス金型のトライ作業でも、次のような作業があると思います。

  1. 金型そのものの完成度のチェック(クリアランスの確認やカジリの有無など)
  2. プレス機の型のスライド高さをダイハイトと合わせる
  3. プレス機にクランプを使って締め付けをする
  4. 必要であれば、ダイクッションをセットする
  5. 被加工材の材料の準備と、その種類と板厚を確認する
  6. 油圧プレスであれば、加圧トン数をセットする
  7. 順送型であれば、コイル材に模した短冊材をセットする
  8. 同じく順送型であれば、スタート位置の確認(ミスるとパイロットピンで抜いてしまう)
  9. クランクプレスであればspmを合わせる
  10. まずは、寸動で型の合わせと動き確認
  11. 必要であれば、グリスや絞り油の塗布
  12. トライなので、鉛・板厚チェックの準備をする
  13. すりあわせ確認が必要な部位には光明淡を塗布する
  14. 順送型であれば、最終工程まで材料がいくまではダミー材をはさむ
  15. プレス後の寸法・品質・外観チェック
  16. チェックに使用したダミー材の除去など、
    こちらもたくさんありますよね。

といったように、一つの作業のように見えても、その要素作業には、

実はこれだけ多くの作業があります。

 

このうちのどれか一つが抜けても、ワークにぶつける、工具が破損する、

機械をぶつける、型を壊す・割る、などの重大なトラブル発生要因になりかねません。

 

これ、毎日の仕事の中で、漏れ・抜けなく完璧に作業するのは難しいと思います。

人間ですので、体調の良し悪しや好不調もありますしね。

 

ですから、私は、簡単で良いので、セルフチェックシートを自分でつくる

簡単チェックシート」をオススメしています。

 

  • つくる、書くのは作業者個人の仕事。
  • それを指示・指導・内容確認をするのは管理者、リーダーの仕事。

そんな役割分担が良いのではないでしょうか。

 

これら作業マニュアルを全て、管理者や間接スタッフが整備するのは大変ですし、

ギリギリのスタッフで仕事をしている中小企業には厳しいです。

 

ですから、作業者自身が、

  • 教えてもらったときに、自分でメモしてつくる
  • 次に作業する人に横展開する

こうすることで、会社や指導者の負担がかなり減ります。

 

私自身がこうして簡単にやって、負担を減らしてきました。

もしよろしければ、御社でも取り入れてみてください。

 

そして・・・

 

新人さん、入社初日の教育。これは、もっとも大変です。

 

なにしろ、続けてくれるのかどうかも不透明な中で、大きく時間を割いての

教育になります。

しかも会社のエースをあてることも多いですよね。

 

そんな御社のために、こんな初日用のマニュアルもつくりますので、

ぜひお気軽にお問合せください。

製造業(溶接製缶業)で使用する入社初日用の作業マニュアル② 製造業(溶接製缶業)で使用する入社初日用の作業マニュアル①

(写真は溶接製缶業の契約企業様のためにつくった冊子です。クリックで拡大します)

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング
代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054