【今さら聞けない】それでも不具合が減らないときは・・・

業務効率を阻む2つの悪因

【今さら聞けない】それでも不具合が減らないときは・・・

マシニングセンターなどの切削加工において、チェックシートは完備している・関所管理も充分完備し共有している、それでも不具合が減らないとき、これは特に毎回作るものが受注のたびに変わる、金型メーカーや単品部品加工業に関わることですが、KY(危険予知)が充分に行われているか検証してみる必要があると思います。

よく過去に起こった不具合一覧を見せてもらうと、クランプが浅かったため動いてしまったとか、工具の突き出し量が長く加工面にビビリ目が出てしまったとか、同じく突き出し量が長く加工後食い込んでしまった等々、チェックシートや関所管理などによる作業標準では対応しきれない、その部品固有のイレギュラーな形状特性に起因する不具合を目にします。

ただ、これら固有の形状による問題については、「仕方ない」といった雰囲気で、放置とまではいかないものの、決定的な対処が出来ていない金型メーカーや単品部品加工業が多いのが現状です。

そこで実際に問題のあった図面を見せてもらうと、一目で「ヤバッ!」と思うところが山ほど出てきます。

「この薄肉のところビビリそう・・・」とか、「この外周形状、片面から貫通で削ったらペラペラに残ったところが工具に巻き込んで折れそう・・・」とか、「この深いところ寸法出ないだろうな~」等々です。

こうした問題が起きそうな形状に対して必要なのが、

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