金型・部品加工業 専門コンサルティング

金型や部品の加工を営む製造業様を対象とする経営コンサルタント事務所です。金型・部品加工業 専門の中小企業診断士です。愛知県は三河(刈谷・知立・安城・岡崎・豊田など)や尾張(知多・大府・東海・名古屋など)の地区で、マシニングやワイヤーカットなどのNC加工、CAD、CAMをお使いの企業さまを支援いたします。お気軽にご連絡ください。




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【コンサルタントの選び方】戦略系?生産系?実体験を元に

【コンサルタントの選び方】戦略系?生産系?実体験を元に

金型メーカーや機械加工業の原価管理。現場担当者に精度の高い日報を書いてもらえる方法

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こんにちは。愛知県の経営コンサルタント、

金型・部品加工業 専門コンサルティングの代表、村上です。

 

今日は企業様からよく相談をお受けする、コンサルタントの選び方

について書いてみたいと思います。

 

本当にコンサルタントは星の数ほどいて、部屋の片づけなど、

企業でなく個人を対象としたコンサルタントもおられます。

 

この記事を読んでくださっている方は製造業の方々だと思いますので、

私が中小企業で働いていた実体験を元に、製造業におけるコンサルタント

の選び方をお話ししたいと思います。

 

私は、プレス成形メーカーの金型部門で仕事をしていたのですが、

その会社は経営状況がよくなくて、金融機関があっせんする戦略系

大手経営コンサルタント会社の指導を受けることになりました。

 

従業員であった当時の私には、詳しい状況としては、仲の良かった

経理の方から聞く程度の情報しか入りませんでしたが、事業再編成の

方策としては、不採算部門量産プレス事業の撤退というものがありました。

 

これにより、量産プレス工場を売却し、借入金の返済にあてる狙いがあった

のだと思います。

 

さて、その後、どうなったのかと言いますと・・・

自動車部品の量産をやられている方ならお気づきかと思います。

そう簡単に撤退などできないことを。

 

定期出荷する量産品は別の会社に移管したり、お客様にお返し

できたとしても、「補給品」という小ロットの生産が残りました。

 

この補給品は、小ロットでありながら、単価は大ロットであった

頃と変わらず、価格交渉してもなかなか上げてはもらえません。

 

しかも、小ロットであっても、段取り時間や金型メンテナンス工数など、

かかる手間は大ロットの時とさほど変わりません。

つまり、生産数は減っても補給品をつくらなくてはいけない製品種類が

多く、製造を担当する作業者以前と変わらないだけ必要だったのです。

 

結果、どうなったかと言いますと、撤退前と量産部門の人数は変わらないまま、

出荷数だけは2割程度まで減りました。

つまり、売り上げは減少しても、そこに関わる人件費に変化はなかったのです。

 

私は、今多くの製造業を回っておりますが、量産プレスで好業績を挙げている

メーカーは多いです。

 

私が以前いたこの会社の量産プレスの収益性が悪かったのは、実は

次のような理由からです。

 

大手企業OBが幹部としてたくさん入社きており、新規の金型の発注は、

彼らが前職外注として使っていた金型メーカーにしろと指示を

されました。

 

結果、とてもが悪く故障が頻発する金型ばかりが入ってきて、

日々の生産よりも修理ばかりに追われる日々になっていきました。

 

私のいた金型部門は、新規の金型の製造よりも故障した金型の

メンテばかりに追われるようになりました。

発注先の金型メーカーは、県外の企業が多く、補修のためにわざわざ

来てはくれませんでした。

 

我々金型部門は、金型図面も渡されない状態でのメンテナンスでした

ので、本当に大変でした。

 

客観的に見て、この会社に適任だったのは、技術面から量産プレスの

生産性経営面を改善できるコンサルタントであったと思います。

 

改善内容によっては、撤退すべきではなかったのかもしれません。

 

その後も同じだけのマンパワー(人員)をかけ続けていたわけですから。

当然、補給品であっても検査要員も必要ですし。

 

他の同業のプレスメーカーのように、量産プレスであっても、収益性

高める方向性も正解だったのかもしれません。

 

この時の会社のとるべき選択肢としては、

  • 戦略系の経営コンサルタントにお願いする
  • 生産改善系のコンサルタントにお願いする

などの選択肢があったわけですが、ひょっとすると、

後者の選択の方がよかったかもしれませんね。

 

ただし、生産改善系のコンサルタントも要注意です。

その後に、大手ティア1メーカーのOBの方が、敏腕コンサルタント

と称してやってまいりましたが、1か月もすると、生産性の悪い金型で

ひたすら段取りとプレス作業を、現場作業者に交じって行う、

1作業者となっておりました。

 

結果的には給料が高額の従業員がただ1人増えただけです。

 

このように不適任なコンサルタントを選択されますと、従業員が

ただ増えるだけになったり、年間ウン百万の高額なコンサル料金

支払っても、決算書から見える教科書どおりの固定費削減策になり、

実は教科書には載っていない悪い結果を引き起こしかねません。

 

ぜひ慎重にお選びくださいませ。

 

金型・部品加工業 専門コンサルティング
代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

 

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