皆さん、こんにちは。
金型・部品加工業専門コンサルティングの代表コンサルタントの村上です。
今日は、今年に入って問い合わせが急に多くなった、
製造現場の原価計算の方法と、それを元にした、
コストダウンへのアプローチ方法をご紹介します。
題して・・・
それでは、始めていきますね。
まず、社長さまや営業担当の方が見積もり値段を決める際、
金型や製品の値段を決めるもの、それは・・・
ですよね。
このうち、調達部門ではなく、製造現場が着眼すべきが、「加工賃」です。
会社によっては、「加工高」とも呼ばれます。
ところで、この計算の中にある
このように、企業や部門によって、生産高を決めるのが、人か機械かによって
計算方法は3つに分かれますが、
売る場合の時間単価ではなく、
損益分岐となる「原価」としての時間あたりのコストであるという点は変わりません。
では、この中にある「稼働率」について、少し解説します。
つまり、ここでお伝えしたいのは、時間あたりの売価と原価は異なる、という点です。
よく現場では、「チャージ」とか「アワーレート」といった言葉を使いますが、
混同しないように気を付けたいものです。
間違えやすい例として、よく現場で聞くのが、
「売値は、チャージ×時間」だから
「早く作ると、安く売る羽目になり、儲からないよね」といった意見です。
これは、売価と原価を混同しています。
早く作って稼働率が上がり、安くなっていくのは、原価の方です。
もし売価が変わらないなら、その差の分だけ「利益」が増え、儲かります。
上の図でいうところの「賃率原価」のことです。
さて、今日はこれまで。
次回は、この計算を元にした、管理方法とコストダウンへのアプローチ方法を紹介します。
技術コラムが本になりました!
設計部署や製造現場、管理部署にぜひ一冊。
経営者や部長などマネージャー職の方々から、悩める現場リーダーへのプレゼントにも最適です。
くわしくはこちらのページからどうぞ。
金型・部品加工業 専門コンサルティング【加工コンサル】
代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・プレス金型技術者)
愛知県刈谷市 TEL 0566-21-2054
コメントを残す